「腰のヘルニアって本当に治るの?」
「手術しないと一生このままなのでは…」
「しびれが残ったらどうしよう」
腰椎椎間板ヘルニアと診断されると、多くの方が強い不安を抱えます。
しかし実は、腰ヘルニアは正しい知識と対応をすれば改善するケースが非常に多い疾患です。
本記事では、腰ヘルニアは治るのかという疑問に対し、回復の仕組み・やってはいけないこと・そして腰痛と多裂筋の深い関係まで、専門家の視点で詳しく解説します。
目次
腰のヘルニアは治るのか?まず結論から解説
腰のヘルニアは治るのか|自然吸収されるケースが多い理由
結論から言えば、腰椎椎間板ヘルニアは多くのケースで改善します。
飛び出した椎間板の一部は、時間の経過とともに体内で吸収されることが分かっています。
炎症が落ち着けば神経への刺激も減少し、痛みやしびれは軽減していきます。
「ヘルニア=一生治らない」というわけではありません。
腰のヘルニアは治るのか|手術が必要になるケースとは
ただし以下の場合は医療機関での判断が重要です。
・排尿障害
・筋力低下が急激に進行
・日常生活が著しく困難
このようなケースは早急な対応が必要ですが、実際に手術に至る割合は全体の一部です。
腰のヘルニアは治るのか?どれくらいで改善するのか
一般的に炎症期は数週間です。
改善の目安は3か月前後と言われています。
ただし重要なのは「椎間板そのもの」よりも「神経の炎症と周囲筋の機能」です。
ここが回復の鍵になります。
腰椎椎間板ヘルニアでやってはいけないこと
無理な前屈動作
前かがみ姿勢は椎間板内圧を高めます。
痛みが強い時期の前屈ストレッチは悪化要因になります。
安静にしすぎる
腰椎椎間板ヘルニアでやってはいけないことの一つが「動かなすぎ」です。
過度な安静は筋力低下を招き、回復を遅らせます。
もちろん痛みが強い時は安静で大丈夫です。
自己流ストレッチ
SNSなどで見た強いストレッチを無理に行うのは危険です。
炎症期は神経をさらに刺激する可能性があります。
腰のヘルニアは治るのか?腰痛と多裂筋の関係
ここが最重要ポイントです。
多裂筋とは何か?

多裂筋は背骨のすぐ横に付着する深層筋で、椎骨を1つ1つ安定させる役割を持ちます。
いわば「腰椎のブレーキ」です。
腰痛と多裂筋の深い関係
研究では、腰痛がある人は多裂筋が萎縮していることが報告されています。
ヘルニアの痛みが出る
↓
反射的に多裂筋が抑制される
↓
椎間関節が不安定になる
↓
さらに神経が刺激される
この悪循環が慢性化の正体です。
つまり、腰ヘルニアは治るのかという問いの答えは「多裂筋が回復するかどうか」に大きく関係します。
多裂筋を安全に再活性化する方法
多裂筋は通常の腹筋運動では鍛えられません。
アウターマッスル優位の運動では代償が起きます。
重要なのは:
・低負荷
・神経再教育
・脊柱ニュートラル保持
具体的には、
- うつ伏せで腹圧を軽く入れる
- 骨盤を動かさずに片脚を数センチ浮かせる
- 腰に力みが出ない範囲で5秒キープ
このような微細運動が有効です。
強く鍛えるのではなく「目覚めさせる」ことがポイントです。
当院では患者様にあったトレーニングを指導します。
腰のヘルニアは治るのか?再発しない体づくり
・姿勢の再教育
・骨盤の安定
・多裂筋と腹横筋の協調
・股関節可動域改善
これらを整えることで、神経へのストレスは減少します。
ヘルニアは「飛び出したものを戻す」のではなく「神経を過敏にさせない身体を作る」ことが本質です。
まとめ
腰ヘルニアは治るのか。
答えは「多くの場合、改善する」です。
ただし、
・やってはいけないことを避ける
・安静にしすぎない
・多裂筋を正しく再活性化する
この3つが極めて重要です。
痛みは「壊れているサイン」ではなく「守ろうとしているサイン」です。
正しく整えれば、身体は回復する力を持っています。
「本当にこのまま治るのか不安」
「どの運動をしていいかわからない」
当院では、腰椎椎間板ヘルニアに対して
・神経炎症評価
・多裂筋機能チェック
・再発予防プログラム
を組み合わせ、根本改善を目指します。
一人で悩まず、まずはご相談ください。
こちらも参考にしてください。
坐骨神経痛はどれくらいで治る?平均的な回復期間と改善のポイント





